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まだ出戻り非常勤日記 78回 投稿者:新井 明 投稿日:2018/04/07(Sat) 00:14 No.1346

最後の非常勤日記です。

3月の出来事などを簡単に書きます。

出来事としては、最後がいくつか続きました。
一つは、小石川です。この3月ではやり言葉で言えば「卒業」しました。
雇い止めということではないのですが、週二日固定で出かけることが大変になってもいるし、ある意味どこかで区切らなければいけないという思いもありました。
これで第三次リタイアです。
卒業式にでかけ、体育館の上から参加しました。(歌、旗に対する最後の抵抗でもあります)
社会科の先生方の納めかに参加して、お花をいただいてしまいました。
終業式の日に机の上をかたづけました。

もう一つは、陰謀部屋です。
ネットワークの東京事務室の部屋を陰謀部屋として、経済寺子屋や陰謀会議(シルバー民主主義陰謀会議というのが原点です)の場所として使わせてもらいました。
30日にパソコンを同志社に送り返し、整理をしてこの部屋の使い納めをしました。

三番目は、都内某所会議です。
はじまって22回の会合がありました。皆勤でした。
この会議の結果の一部は、3月30日に発表されました。
まだ、取り組んだ結果は全部が発表されていませんが、一つの区切りです。

今月は会合も二つありました。
一つは、京都での年次大会。
都合ででられなくなった橋本先生の代理で簡単な問題提起をしました。
また、鹿野先生の講演への質問事項を大阪の大塚先生と山本先生とまとめてゆきました。
昨年末の冬の教室、年次大会と質的に高いものができつつあるかと感じています。これも10年の成果ではないでしょうか。

もう一つは、大谷いづみ先生を囲む集いを開催しました。
今回は、大谷さんの講演と島薗先生の問題をどうとらえるかという講演、さらに参加者からの発言というかたちで進行させました。
参加者は第一回の二倍になりました。それぞれの気持ちを問題解決の力にまとめてゆくことができればと思っています。
上智の卒業生(社会科公民科教育法の受講生)も参加してくれました。

家庭では、孫2の送迎や一日保育園の開園などが続きました。
子育てをしながら勤めることの難しさを少しでもサポートできればというのが思いです。
もう一つは、老人ホームにお世話になっている母の衰えが顕著になってきました。
新聞を読まなくなり、昼もうとうとすることが多く、介護も次のステップになったと感じています。
その意味では、小石川を卒業することで時間的な余裕ができることは良かったのかもしれません。

今年は、春の訪れが早く、月末には桜が満開になってしまいました。
それでも小金井公園の桜、国立の大学通りの桜などの見学を楽しみました。
ただ、ここは新名所になりそうだなと思っていた場所の桜がばっさりと剪定されていたのにはがっかりでした。余計なことをするなという気分でした。

予想外にあわただしくすごして、じっくり本を手に取ることがなかったことが残念です。
これは、次の課題にしたいと思います。

卒業しても、まだ週1回、教壇には立たせてもらうことになっています。この欄を使わせてもらって、また続編を投稿してゆければと思っています。
メルマガでも「授業のヒント」をもうすこし書かせてもらおうかと考えています。
なかなか完全リタイアにはなりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。





Re: まだ出戻り非常勤日記 78回 新井 明 - 2018/04/07(Sat) 00:20 No.1347

ただしくは、シルバー民主主義打倒陰謀会議です。次世代の若者よ頑張れという会議です。



Re: まだ出戻り非常勤日記 78回 松澤 剛 - 2018/05/16(Wed) 15:55 No.1349

ご無沙汰しております。今週末札幌でお会いできることっ楽しみにしております。



カナダグース ジャケット コピー 投稿者:カナダグース ジャケット コピー 投稿日:2018/04/02(Mon) 10:42 No.1345

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まだ出戻り非常勤日記 77回 投稿者:新井 明 投稿日:2018/03/05(Mon) 17:17 No.1342

2月後半の日記

2月某日
 上智の卒業生と合う。
 子育てが一段落して講師として復帰したので経済に関してどう教えるか、あたまを整理したいので話ができればということで面会する。
 彼女は、修士論文で、私ともう一人の教育法の担当者の教師としてのライフコースを取り上げてくれたことがあり、それ以降、断続的に交流があった。今回は5年ぶりか。
 この種の話あいは、こちらの勉強にもなるので、ありがたい機会だった。ネットワークの夏の教室などにもかつて参加したことがあるとのことで、時間がとれれば今年もどうぞと勧めておいた。

2月某日
 支援をしている大谷さんの集いのちらしを作成。
 3月末に東京での第二回の会合を開くことになり、その案内ちらしを考える。今回の講演テーマは、私がリクエストしたカズオイシグロの『私を離さないで』を素材とした生命倫理の話である。
 『私を離さないで』は大谷さんに教えてもらって、最初は映画をみて衝撃をうけ、その後小説を読んでいったという作品。ちょうど、3・11の後だったこともあり、ずっとひっかかっていた作品である。イシグロがノーベル文学賞を受けて、再び注目されているが、この作品を大谷さんがどう読み解くのか、楽しみ。
 支援の形も、運動とこのような研究を聞くことの二本立てですすむとよいと思っている。

2月某日
 陰謀会議開催。
 今回は、新しく参加した先生も多く、陰謀というより、伝統継承の会に近くなった。
 京都からは、山中先生が授業実践を二つ報告。北方領土に実際に行った時の写真など興味深い資料も持参された。
 西尾先生(都留文科大学)の西尾まんじゅう屋の実践も長年積み重ねてきた教材で面白い。
 初参加の若い先生の報告は、なかなか工夫もされていて素晴らしいのだが、ややうわすべりのところがあり、「君の教師としての実存はなにか」などという言葉を出してしまい、退職教員のいやらしさ満開であった。ロートルのこんな言葉に負けずに頑張って欲しいものだ。
 三本報告があると、陰謀会議の方はなかなか時間がとれず。これからは二本立てでゆく必要があるのかもしれない。
 終了後は、本当の「伝統継承」の会。おいしいおつまみを出す、とある小路のお店で歓談。

2月某日
 ホームに母を訪問。
 他にはなにもせず、前日の内容のメモを作成。

2月某日
 一日閑居。本当に一歩も家の外に出ない。とはいえ引きこもりではないのだが、出不精であることは事実。

2月某日
 社会復帰のために税金を納めに銀行に。自動振り込みは極力しないというアナログ生活。
 午後、散歩かたがた近くの古本屋に。30円で、『シャーロックホームズの事件簿』、80円で武田知弘『経済改革としての明治維新』という新書を購入。
 前者は、昔読んだ記憶をよみがえらせるため。後者は、夏の教室の歴史シリーズのヒントになるかと思い購入。これは一種の歴史修正主義本。明治維新は素晴らしかったという面を強調している。たしかにそういう面があるが、「多角的・多面的」に見たときに、それだけを強調していいのかと思う。元経産省にいたらしいがこの手の手軽に一丁上がりの本が多すぎるな。

2月某日
 またまた、一日閑居。

2月某日
 小石川で哲学対話。
 中学3年生全員を対象とした哲学対話を実施。私は、その企画のつなぎ役をやっただけ。
 哲学対話がどこまで可能性があるのか、ずっと気になっていたが、小石川の専任の先生(本当は倫理が専門なのだが、時間割の関係で公民や「政治・経済」を担当している)が中3の担任だったこともあり、一度どこかでしかけてみないかと誘いをかけていた。
今回は、公民の授業と道徳の時間をドッキングして時間を確保。ファシリテータは上智の哲学科で哲学対話を研究、実践している大学院生の人を窓口にして、8名を確保してもらい、実施することができた。
結果としては、まずまずの出来で、多少のでこぼこはあったが全体として、期待される成果がえられたかと思う。
新科目「公共」や、中学で導入される特別教科「道徳」を見据えて、新しい可能性や課題もみえる試みだったのではと感じる。
この試みは、どこかでまとめておきたいなという一日だった。

2月某日
 孫2の保育園で発表会。
 毎年出席して思うのだが、子供の成長は著しい。あっという間に大きくなるという実感。特に保育園の場合は、幼児からいるので、その時点での成長の差もわかる。
 孫2は、昨年は発熱直後で練習もあまりできずにでたので、おいおいという感じであったが、今年は前の週に発熱をしたが、比較的すぐに回復したので、練習することができたようで、合唱と『北風と太陽』のお話に出演、それと鉄棒の披露の三つに出てきた。
 鉄棒では、上のクラスの子供たちのなかで逆上がりやぐるぐる回しを何回もやる子がいて、びっくり。鍛えれば、こどもは結構できるようになるのだと思った。だから3歳でもピアノやバイオリンを弾く子がいてもおかしくはないということだろう。

2月某日
 ホームの母に面会。他は閑居。

2月某日
 上智の図書館経由で東京部会に。
 図書館では、北朝鮮の経済関係の本が入っていたので借り出す。そもそも専門家が少ないのだろうが、新聞報道だけではわからないかの国の経済の構造をきちんと分析したものを読みたいと思っていた。
 部会に行く前に、書籍部で新書と文庫を購入。新書は、田中久稔『経済数学入門の入門』と、山本芳久『トマス・アクィナス』ともに岩波新書。文庫は、広松渉『世界の共同主観的存立構造』岩波文庫。
 入門の入門は、坂井豊貴さんのミクロ経済学がすでにでていて、岩波新書もついにこの手の入門書をだしたという感じで購入。これで経済数学が分かるというより何が必要かをしるには手頃で役立ちそう。
 トマスは全く違ったジャンルの本。教育法の経済を扱ったときに『神学大全』を手に取ったことがあり、スコラ学というのが以外と面白いという実感があったので購入。この本は収穫。トマスの本質は「アリストテレスに洗礼を施す」という節のタイトルどおりかと感じた。
 文庫本の広松は、私たちの時代には一度は手に取ったことのある哲学者。前回紹介した、熊野純彦のマルクスの新書の文献紹介のなかにあり、眺めるだけでもいいかと思い購入。経済とは関係がないが、こんな本を時々眺めるのもディレッタントの年寄りの楽しみ。
 東京部会の様子は、ネットワークのHPで。
 懇親会まで出席したので、久しぶりの午前様。充実した会だった。

2月某日
 午後から、都内某所での会議。大詰め。

2月某日
 部会の記録などまとめる。
 夕方は孫2をピックアップして、夕食を食べさせる。今回は、娘(ママ)が発熱。仕事と育児を両立させるのは、強靱な体力か周囲のサポートがないと続かないと実感。
 孫2とは『マダガスカル』というアニメの続きを一緒に見て、楽しむ。これ、よく出来ているよ。

以上、逃げる二月の日誌。
 余話。今月の日経新聞の「私の履歴書」が良品計画の会長の松井忠三という人。私と同じ年。大学生の時に学生運動でヘルメットをかぶって69年4月28日に捕まったところから話がはじまっていた。
 この日。私は遅れてきた大学一年生で、デモに行った記憶がある。私の高校の同級生は松井氏と同じ場所で捕まっているはず。そんな記憶がよみがえってきた。
 同じ年の人間がこんな欄に登場するようになったと感慨深かった。
 もう一つ。芥川賞の二つの作品を読んだ。面白い。このごろの芥川賞はなんだか自閉的でいやだったが、この二人はそんな雰囲気を吹き飛ばすパワーがある。妹の力であろう。




まだ出戻り非常勤日記 76回 投稿者:新井 明 投稿日:2018/02/26(Mon) 12:02 No.1341

2月某日
 はやくも2月。
 夕方からNHKへ。高校講座の最後の収録にゆく。最後は、地球環境問題。先日の、諸富先生のインタビューを組み込んでの録音。
 番組の作り方は授業の構成方法のヒントにもなるし、一つのテーマをどのようにわかりやすく伝えるのか、その勉強にもなった。ひとつひとつかかわった仕事が終了するという意味では感慨深いところがある。

2月某日
 倫理の研究会で南千住へ。
 朝は雪が降りどうなるかとおもったが、午後からは回復。会場の都立産業技術高専は南千住にある。ずいぶん昔にいったことがあり、殺風景なところだという印象があったのだが、再開発されてマンションやショッピングセンターが整備されて、まったく違った街になってしまっていた。
 出るのが遅く、公開授業の途中から参加し、そのあとの講演を聞き、懇親会にも参加した。講演は、上智大学の荻野先生の「古代哲学の魅力と倫理教育の課題」というタイトル。タイトルを見ただけだとは固い感じで、ちょっと引く部分もあったが、内容は整理されていてなかなか魅力的だった。原典の一部を読み、そこから解釈や討論に入るという方法は、声を出して始めるという意味では重要なスタイルだと感じる。収穫であった。
 会場校の和田先生の講演も、ご自身の教員生活と授業を振り返る味のある話であった。

2月某日
 孫2が娘とともに来宅。パパが休日出勤なので実家にお昼を食べに連れてきたのである。
 昼食後、孫2を連れて散歩。本当は公園で遊びたいのだろうが、雪が残り入れない。近くの図書館につれてゆく。往復結構な距離をあるく。
 夜、上智の成績を入力。

2月某日
 上智のプリントや小石川の授業プリントの残りなど、部屋の掃除をする。しかし、紙類は思い切って捨てないと整理ができず、それができずに、今回も中途半端で終わる。

2月某日
 これまで使っていたpcのソフト類の自動更新の停止の手続きを行う。pcを乗り換える時にきちんと整理しておかないと、思いがけない請求がきたりするので、半日かけて電話をしたり、HPから探し出したりしてやっと終了。
 午後は、兄と会う。母の介護やその費用などに関する情報交換。最近話題の「争続」にならないように時々顔合わせも必要。同業者だったので、学校や教育、本などについても雑談。

2月某日
 小石川に出校。
 月末に中学生を対象に哲学対話を行うことになり、その事前打ち合わせのため。実際の対話の推進役は上智大学の関係者を中心に行うことになるのだが、私は、そのコーディネータ的な役回り。中3の公民の授業と道徳の授業を連続させて90分のプログラムとすることになる。上智の担当者は何回かやったとのことだが、4クラス160名の哲学対話ははじめてなので、念入りに手順などを確認する。
 昼は、久しぶりに「老人クラブ」でコーヒーを飲みながらの歓談。午後は、若い先生方の質問を聞いたり、本の話をしたりで夕方まで。
 久しぶりの学校もよいもの。

2月某日
 寒波襲来。
 朝の我が家の生垣のところは−5度。バケツの水は氷結。
 朝、娘が自転車で送るのは大変なので孫2を車で保育園まで。過保護は孫の代まで続く。

2月某日
 寒波続く。
 一歩も家を出ず、閑居。
 来年度の上智のシラバスを記入。学会誌に論考を投稿。査読のない論考なので、ある種気楽である。今回は機会費用論。これがライフワークになりそうである。

2月某日
 本日も寒い。
 あまり閑居していても仕方がないので、散歩方々古本屋に。
 チェーン店なので漫画やゲーム類の方が多いのだが、新書や文庫で安いものが手に入る。アマゾンの1円よりは安い。本日は、先日亡くなった葉室麟の『蜩ノ記』と、一ノ瀬俊也『皇軍兵士の日常生活』(講談社現代新書)の二冊をゲット。葉室の本は300円。新書は80円だった。早速よみはじめる。葉室の本は直木賞受賞作。藤澤周平の作品に近いかなという印象。初めて読んだがなかなかの力作で、早世が惜しまれる。
 新書は、『真空地帯』を読んだこともあり手に取ったが、実証的で参考になる。要は軍隊も官僚組織で、そこでの泳ぎ方や不公平が人生を変えていったことがわかる。これが80円はお得。

2月某日
 寒さがやっとゆるむ。
 冬季オリンピック開幕。スポーツそのものより、イベントをめぐる政治的駆け引きに注目している。新聞もテレビもその種の報道や分析が薄く、一種の情報操作が行われているのではないかとも感じる。教える人間のメディアリテラシーが試される時代だ。

2月某日
 一日閑居。二冊本を読む。
 一冊は、新井紀子さんの『AIvs.教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社。この本は衝撃的だ。
 新井さんは東ロボ君プロジェクトのリーダーで人工知能がどこまで可能かを数学者として追及してきた研究者。この本はその成果とそこから逆に見えてきた現在の教育の最大の問題点、生徒が教科書が読めないという問題がいかに深刻か、それを超えるにはどうしたらよいかの提言をしている。
 アクティブラーニングや新テストの導入など現場は翻弄されているが、本当はもっと基本的なことが大切であることを改めて感じさせる本だ。
 もう一冊は、橋本健二さんの『新・日本の階級社会』(講談社現代新書)。この著者の本は、数年前に『階級都市』(ちくま新書)を読んで面白いとは思っていた。しかし、階級という言葉にひっかかりあまり評価していなかったのだが、この本の実証分析は説得的。新井さんの本とシンクロして、本当に必要な教育の内容とその方法はなんだろうと真剣に考えてしまった。
 ただし、橋本本のアンダークラスをなくし非階級社会を作り出す提言にかんしては、やや表層的なところが気になる。これは前著でも同じかもしれない。
 政策選択ができる生徒をつくるという、われらが陰謀会議のねらいもこれらの知見をどういれこみながら取り組むか、そんなことも閑居しながら考えてしまった。

2月某日
 娘と孫2来宅。パパは趣味で息抜きの魚釣りに早朝からでかけたので、やはり「見捨てられた」親子が実家に寄るという構図。
 前回は図書館に連れて行ったが、本日は近くの公園に。ちょうど年上の女の子とお母さんがきていて、最初はお互いに様子見であったが、だんだん一緒に遊びだして楽しそうであった。孫2は一人っ子ですぐに誰かと遊ぶタイプではないが、今日は楽しそう。これも成長のあかしなのかもしれない。
 帰宅後、『ペンギンズ』のアニメを一緒に見る。このアニメ、なかなか面白い。

2月某日
 床屋にでかける。
 これまでの床屋さんではなく、安い店。なにしろこれまでの店と比べるとカットだけだと4回も行ける値段。10分ほどで終了。サービス業の進化なのか、それとも古き良き商慣習や職人技術の破壊者なのか。いろいろ考える。たかが散髪だが、一事が万事である。

2月某日
 孫2が保育園で発熱との連絡。
 先日は元気だったのにと思いつつ、引き取りにゆく。
 早退したママと病院に送る。幸い、インフルエンザではなかったが子どもも集団での生活はストレスフルなのか。

2月某日
 会社でやらなければいけない仕事があるというので、孫2を預かる。
 薬がきいたのか、午前中はおとなしかったが、昼食後はこれが発熱していた子とおもうくらい回復。子どもの変化は激しい。



まだ出戻り非常勤日記 75回 投稿者:新井 明 投稿日:2018/02/05(Mon) 00:03 No.1340

1月某日
 新年である。夫婦二人の新年。雑煮を食べ、地元の神社にいつものように初詣。おみくじを引く。「中吉」、昨年と同じ。
 年末から読んでいる、トニー・ジャットやティモシー・シュナイダーの本を読む。ヨーロッパ現代史の見方が変わる。また、シュナイダーの『暴政』は今読むべき本だ。

1月某日
 PCで映画を見る。山田洋次『小さいおうち』。直木賞をとった中島京子の同名の小説をもとにした映画。昭和の前半の時代様相と奥様の不倫事件をからめた話。佳作かと思う。原作を読んでいなかったので、アマゾンに注文。
(後日、原作を読了。映画との微妙な違いに良くも悪くも山田の時代観、人間観が出ているという気がする。)
 山田作品を見続け『東京家族』も見る。これは小津安二郎の『東京物語』のリメーク版である。山田の小津へのオマージュ作品だが、どうしても小津の方に軍配をあげたくなる。それでも、現代に昭和20年代の話を復活させるための舞台、装置などの変化を読み取るのも面白い。家族、夫婦のあり方は根本的に変わってしまっているんだというある種の感慨が思いも浮かぶ映画鑑賞であった。

1月某日
 初売りでパソコンを購入。使っていたものが7年たち、トラブルがでてきたので、買い換え時ということで電気屋さんに。型落ちのものがあり、かなり安く購入。接続が面倒なので、少しゆとりができるまで放っておく。
 夜、テレビで放映された『君の名は。』を妻とみる。リアリストの妻は許せないアニメだといかる。ロマンがないんだな君は。

1月某日
 上智準備を始める。憲法改正問題を扱うので、社会契約論などの文献を引っ張り出す。これは急がば回れで、立憲主義の大本をどう理解するかの問題。

1月某日
 上智授業。こんなに早く始まるのでどの程度出席するか疑問だったが、8割方出席。今時の学生諸君は勤勉。欠席者のなかには、帰省先で成人式があるので休むと連絡をいれた学生もいた。偉いものだ。
 内容は、政治学習。そこで憲法改正問題も扱う。アンケートでは、3分の2が改正反対。世論調査などとは少し違った学生集団であることを確認。

1月某日
 朝が寒い。7時で家の外がマイナス2度程度。玄関をでたところに寒暖計があり、新聞を取りに行くときに見るようにしている。いよいよ本格的な寒波来襲。妻は野菜が高いとぼやいている。
 使った大根の葉のところを水耕栽培のようにバケツにいれておいている。これが以外に生き延びていたのだが、今朝の寒さで水が凍ってしまっている。それでも葉は緑色をしている。たいした生命力だ。

1月某日
 都内某所で会議。こちらも新年早々の動き。締め切りが近いので大車輪ということか。

1月某日
 上智準備。リアペのまとめのために半日使う。本日は、朝と夕と孫2の送迎係を命じられて任務遂行。

1月某日
 来年度の企画の打ち合わせで都内へ。
 終了後、日本大学の安藤至大先生のところにインタビュー。通信高校講座の労働問題で登場願うため。使うのは3分程度になってしまうが、30分ほどお話を伺う。
 「やりたい仕事」「できる仕事」「求められる仕事」が一致すれば万歳だが、そんなことはまずないので、まずは「できる仕事」からはじめて広げられると良いという部分が印象的。

1月某日
 NHKに。これも通信高校講座のインタビュー。今回は、京都大学の諸富徹先生と電話インタビュー。スタジオと大学の研究室でやりとりする。
 生徒が日頃省エネを考えるためのヒントを語っていただいた部分が印象的。全部使えると良いのだが、いかんせん小さな枠の番組なので、かなり涙をのむところがでてくるだろう。

1月某日
 上智講義。本日は模擬授業、2人。
 本当は3人の予定だったが、一人がインフルエンザになりダウン。結局二人となる。内容は、一人は定番でやらせている「ハイデガーを30分で教える」(某女子校の採用試験の模擬授業課題)、もう一人は「異文化理解」。二人とも専攻をいかしてしっかりした授業をやった。

1月某日
 陰謀会議。
 センター試験でいつものネットワーク事務所が使えないので、小石川にお願いして教室を借りて実施。
 本日は、オールド葦名による主権者教育への挑戦状など。現在の社会科教育、公民科教育に対する根底的な批判を秘めたレポート。ほかに若手のレポートが一本。時間があまりとれずこれは東京部会で検討することになる。
 翌日があるので、伝統継承会議を本日はパス。

1月某日
 恒例の一族集合。
 孫1と孫2は意気投合。スイッチが入ってしまい、家中を大暴れ。こんな日があっても良いという一日。

1月某日
 レポートの採点をはじめる。50人分をみて、コメントを入れて返却する。恒例の作業。
 今年の学生さんは、おとなしく真面目だが、レポートの水準は上がってきている。その分だけ、今一のものに対する評価が厳しくなる。
 2年生から院生までいるので、どうしても低学年のものは不十分さが目立つが、それでも2年生でもAをつけるようなものが数編でてくる。採点は対話である。

1月某日
 レポート読みを続ける。途中、銀行に税金を振り込みにゆく。これは生活感をつけなければダメだという妻の命令。

1月某日
 レポート読み、コメント、返却準備などでやはり一日。
 夕方からネットワークの東京部会に参加のために出かける。今回も、実践報告が三本。新テストの検討などレベルの高い議論と検討ができる。

1月某日
 上智最後の講義。レポート返却と杉田講義。
 杉田先生に実際の授業を45分お願いして私とは違うスタイル、切り口、語り口の授業を体験してもらおうという趣旨の時間。テーマは、子供の貧困。学生さんの評価は高い。
 最後に、一般大学出身で教壇に立とうとする学生、若い人へのメッセージで終了する。ただし、レポートの再提出を命じた学生が数人いるので、そのフォローが終わるまでは終了とはならない。
 講義後、模擬授業をやった学生さんと杉田さんを囲んでご苦労さん会。

1月某日
 NHKで通信高校講座の収録。今年で私は終わりになるので、これとあと一本でNHKの仕事も終了になる。
 今回は、労働問題。新しい情勢と安藤先生のインタビューを入れて無事終了。

1月某日
 ホームの母の面会に。キャラメル持参。
 息子が来るより、キャラメルの方が喜ぶようだ。97歳になったが、生きる意欲というか力はまだありそうだ。
 午後からは、都内某所の会議。今月二度目。

1月某日
 やっと買ってきたPCを入れ替える。メールの接続などに半日かかる。
 同じメーカーなのでスペックは違わないので違和感はない。これで少しは文字化けなどや途中でフリーズすることはなくなるだろう。そう期待したい。

1月某日
 昨晩から大雪となる。
 出かけなくても良いのでその点は楽だが、家の周りの雪かきをしなければいけないのはちょっとつらい。

1月某日
 寒波(我が家の外はマイナス5度)で雪が凍り付き大変な状況に。我が家の湯沸かし器の水道管が氷結、お湯が出なくなる。昼過ぎにやっと出始める、管が破裂などしなくて良かった。

1月某日
 本日も寒波。マイナス5度。上智にでかけ、プリント類などの片付け。もう一つは、レポートを出さなかった学生を呼び出し、話を聞く。リアペではするどい内容を書いていて注目していたまじめな学生で、逆にいい加減なものは出したくないという意向のよう。また、専攻に対して疑問を感じたりしている様子。
 非常勤としては出過ぎたまねなのだが、覚悟の自爆なら結構ということで、来年また付き合おうということで別れる。
 帰りに、書籍部で野間宏の『真空地帯』を購入。先月のFPの人たちとの忘年会で、大西巨人の『神聖喜劇』を読んでいるという話がでて、それが頭にあり、岩波文庫の棚に「今こそ再読!軍隊の本質を暴く一冊」という腰巻きをみて、衝動買いした。
 私の親の世代の話になるが、軍隊経験者の証言(ただしこれは小説)をしっかり読むことで、歴史修正主義と闘う橋頭堡ができるのでという思いもある。

1月某日
 PCで送られてきたレポートの再提出分を見て、コメントをいれて返送する。
 再提出をさせるとやはり質は上がる。このようなやり方ができるのは、非常勤で一コマを担当している気楽さがあるからだろう。

1月某日
 ホームに出かける。一週間ぶりにクルマに乗る。まだ、道路の雪が溶けていない部分が多く、慎重に運転。母は衰えたりといえどもまだ元気。

1月某日
 少し余裕ができたので、地元の図書館にでかけ、何冊か借りてくる。帰りに、いつもの道(公園のなかを横切るルート)はどうだろうと乗り入れたら泥だらけになってしまい、安易なバイパスはダメということを痛感。急がば回れだ。

1月某日
 冊子の編集の手伝いの取材に同行。
 今回は防災会社。関東大震災の惨状を見て、防災機器の重要性に目覚め、会社をはじめたという創業者の話、儲けることよりも社会的使命の方を優先して事業を継続した話、戦後GHQからの受注(米軍家族や施設の防火設備)で新たな展開を始めた話など興味が尽きなかった。
 TOTOもそうであるが、見えないところで私たちを支えている器具や製品に係わる会社というのは創業者の思いが強い会社であることがわかる。縁の下の力持ちに注目である。

1月某日
 夕方から東京駅へ。
 篠原先生とお目にかかり、夏の教室のプログラムを考える。これまで蓄積してレベルアップしてきたものを変えないでリニューアルをしてゆくことは難しい場面もあるが、これも挑戦。

1月某日
 なんやかや慌ただしくすごして1月も終了してしまった。セネカではないが『人生の短さについて』考えることもあるが、母をみていると人生の長さも痛感する。

今月の収穫
 山田洋次の映画。
 野間宏『真空地帯』。小説としては面白いものではないが、日本社会の縮図が日本の軍隊。それは現在でもつながっている。
 経済書がでてこないところが問題である。でもこれは、単なる不勉強かもしれない。



まだ出戻り非常勤日記 74回 投稿者:新井 明 投稿日:2017/12/29(Fri) 22:50 No.1339

 出戻り日記12月版 後半です。

12月某日
 都内某所で会議。いよいよ大詰めに近い。

12月某日
 孫1のママが仕事、パパはテストを受けるというので、我が家に孫1を預かる。
 まず、母がいる老人ホームに連れて行き、表敬訪問。小学校一年生なのだが、学校で一番小さいのとママが大阪育ちであることもあり人懐こいところがあり、みんなからかわいいねと言われていた。老人を嫌がる気配もなく、なかなかの老人たらしである。
 帰宅後、昼食。午後、孫2と合流。
 この二人、以前はうまく遊べなかったが、両方とも成長したのか、楽しそうに遊び始める。そのうち、スイッチがはいったのか、まあ騒ぐこと騒ぐこと。二人とも一人っ子なので、家庭では一人遊びが多いので、その反動か。大騒動であるが、これもよし。
 孫2を自宅まで送り届けたら、どっと疲れてしまう。

12月某日
 前日の反動もあり、閑居の一日。

12月某日
 年賀状の準備をする。
 プリントゴッコは昨年からあきらめ、パソコンで作成。ただし、妻に言わせると「へだら」私から言えば「おことば」部分は、手書きにして、スキャナーで読み込ませたものを作成。原稿ができたら印刷なのだが、インクが足りないことがわかり、本日はここまで。
 夕方から、FPの人たちとの集まり「まん月の会」に出かける。
 年に3から4回季節ごとに、会の名前になっているそば屋で銘酒をいただき、そばを食べる。全国を飛び回っているFPの人たちの話は面白い。造り酒屋周りが趣味のFPの方は、つぶれる酒蔵と復活する酒蔵の違いやその戦略、担い手の話などをしてくれる。本日は、秋田の新政という銘柄の後継ぎとその戦略の話が面白かった。
 別の方とは、本の話。大西巨人の『神聖喜劇』の話などがでる。飯嶋和一の新作がでませんねというのが共通の話題。

12月某日
 糸井重里氏のインタビューのメモを作成。
 『レインボーニュース』の次号の対談者である。ほぼ日の上場に関連して、これまでの活動などの話を聞いたもの。
 本当は、学生運動の話や、現在でもほぼ日にアップされている吉本隆明との関係などを聞きたかったが、冊子の趣旨から言って無理ということで、質問されてはいない。私たちの世代から言えば、どうしてもそのあたりの団塊世代の生き方と思想とのかかわりが気になる。
 そうはいっても、若い人たちにとって糸井重里という人そのものが、糸井WHO?ということになっているのかもしれない。

12月某日
 年賀状を印刷する。こんなに早く準備ができたのは久しぶりだが、冬の教室の準備などもあり、書く気持ちになれないのが問題。

12月某日
 すっと気になっていたユーロを両替する。
 第一次リタイア前に三年連続でヨーロッパにでかけ、翌年もゆくつもりで残っていたユーロを両替していなかった。
 ところが、夏の経済教室が四会場になり、それに伴い、なかなか日程が組めなくなって、加えてテロ事件、難民問題なども起こり出かける機会を失ってしまった。一番大きいのは体力問題で、12時間近く飛行機に乗り、そのあとの行程を考えると躊躇してしまうこともあり、のびのびになり、ついにはもうゆかないだろうということになっていた。
 大手銀行の地元支店で交換できるとHPにはあったのに、出向いたらドルだけという。仕方がないので、郵便局の本局に出向く。ここでは、無事に交換できる。1ユーロ=130円なりであった。かなりの為替差損。とはいえ、大した金額ではないので我慢の範囲。
 FXなど絶対にできないなと思う。それにしても、海外よりも近くの温泉の方がよいという齢になってしまったか。

12月某日
 大谷いづみ先生の支援の件で、関係の先生のところに会いに行く。
 いろいろお世話になりながら、11月の会合の後の報告や今後に関してメールでのやり取りだけであったので、一種のオフ会のつもりでの面会である。
 彼の勤務校は、昔の旧制高校を母体とした学校なので、一度、どんなところにあるのかと行ってみたくもあった。予想通り、広い校庭、少し丘の上にあって、こういうところに学校はつくるのだなということが観察できた。
 二時間ほど、話をしたが、大谷さんの支援では、大学に解決を求める手紙や問い合わせを高校の教員がすることが効果的ではという話になった。そのほか、その学校で進めている「学びの共同体」の成果や課題、生徒の読解力をつける方法など、有意義な話ができた。
 メールのやりとりだけではつかめない、場の力を感じる面談だった。

12月某日
 一日、教科書の指導書の校正。
 使える指導書を目指して書き方などを工夫してきた。今回のこれが最後のご奉公になるかと思いながら、読み込んでゆく。
 ところが、私は校正が大の苦手。だから、メールもこの日記も誤字、変換ミスなど多数。座右の銘が「適当」だからダメなんだろう。

12月某日
 冬の教室の準備。メールのやり取りで結構時間を使うが、これをおろそかにすると、後が怖い。

12月某日
 冬の教室の準備のために慶応の関係者は慶応義塾大学というところへ。
 手順を前日までに考え、加藤先生のコメントもいただいていたので、ほぼ予定通りに前日準備は進む。多忙な中、集まってくれた落合先生、杉田先生、絹川さん、動いていただいた加藤先生に感謝。

12月某日
 冬の経済教室本番。
 予約段階ではオーバーフローだったが、想定内の欠席者数で、パイプ椅子を出さないで全員座ることができた。上智でやっている指定席方式をとったが、詰めて座ってもらう方法としては、正解だったかと思う。
 用意したppが冒頭使えなかったが、講演、実践報告、質疑と、講演の内容と実践報告の中身がかみ合い、これまでとは一味違った教室となったのではなかったかと思う。
 主権者教育に一石を投じることになると企画を進めてきた人間としてはうれしい。一緒に企画を進めてきた落合先生にも感謝である。
 ご苦労さん会は、人数の予測を間違えてちょっと申し訳なかったが、これも参加者の一言があり、良かったと自己評価。
 二次会には出ずに、早めに引き上げる。

12月某日
 今日こそ年賀状を書こうと思っていたら、孫2が中耳炎になったという。
 ママと孫2を載せて耳鼻科へ。そのあと、ママは会社に出勤。孫2の保母さん保父さんを妻とともにやる。とはいっても、テレビを見せて、あとは部屋で遊んでいるのを見ているだけ。午後になったら、つまらないと言い出し、ちょっと近くの公園に散歩。薬をのみ、保育園に行かなくていいということになると、安心したのか、少しの熱でも動きたがる。
 夕食まで食べさせ、会議を早く引きあげてきたパパに渡す。さすがに、パパが迎えに来てくれたのがうれしいのか、飛びついてゆく。
 今日一日は、孫に振り回された。
 夜、年賀状を書き始める。

12月某日
 朝から年賀状書き。午前中で終了。すぐに、投函。はたして一日に着くか。
 やっと一段落で、すこし周辺を整理。日記も書きだす。

 この間読んだ本。
 トニー・ジャット『20世紀を考える』みすず書房。
 ジャットは、1948年生まれ。私とほぼ同世代。ロンドン、イーストエンドの東方系ユダヤ人の家庭に生まれる。ケンブリッジのキングスカレッジに入学したが、シオニズムに影響されイスラエルのキブツにいたこともある。その後、パリのエコールノルマルに行き、フランスの左翼知識人の思想史と社会史を研究、博士号を得る。さらにアメリカに渡り、ニューヨーク大学で教鞭をとる。1980年代末の東欧革命に遭遇して、中欧を含む全ヨーロッパを視野に入れた『ヨーロッパ戦後史』を発表している。その後の活躍が期待されていたが、ALSにかかり、2010年死去。
 この本は、ALSが進行しているなかで、ティモシー・スナイダーという若手の歴史学者とのインタビューと討論をまとめたもの。
 スナイダーに言わせると、ジャットの歴史書であり伝記であり、倫理書ということになる。ジャットの本は、以前に『ヨーロッパ戦後史』など数冊を読んでいたが、今一つピントこなかった。それが、この対談を読んで、全てがつながった気持ちになった。
 ジャットの本から、プリモ・レ―ヴィやアーサー・ケストラーの本を手にしてきたので、共産主義体制のなかの知識人の動きや中欧ユダヤ人の歴史、その複雑性をある程度知ってはいたが、改めてヨーロッパの知的世界の深さや広がり、またその暗さも思い知らされた本である。
 経済産業省の若手の発言や小石川の生徒たちの優等生ぶりを見てゆくとき、何かが欠けていると思ったのは、ジャットがあぶりだしたような骨太の知的世界を抜けてきていないということであろうと思い立った。
 とはいえ、教育社会学者の竹内洋が指摘する「教養主義の没落」が現代であり、これはもう日本で復興することはできないと考えると、私なども時代の子でその最後ということになるのだろう。
 経済教育のHPでこんな本を進めるのは野暮だろうが、興味関心のある向きは手に取られると良い。ただし、高い。
 ちなみに、この本、大谷いづみ先生からの推薦本。



まだ出戻り非常勤日記 73回 投稿者:新井 明 投稿日:2017/12/29(Fri) 20:19 No.1338

 12月の出戻り日記です。師走で本当に走って抜けた月だったように思います。まずは、前半から。

12月某日
 小石川授業、そのあと上智へ。
 小石川は最後の国際経済の個所。
 上智は、いのちの授業の作り方ではなく、やってはいけないこと。今年は、最後に大谷いづみ先生の紹介と現在の状況の話を入れた。

12月某日
 メルマガで扱った読解力のテーマで紹介した情報研の新井紀子先生からメールが入る。
 メルマガの文章を東証におられた石山晴美さんから教えてもらって読んで、自分の研究に注目してくれて有難いという内容だった。
 e-教室に誘っていただいた縁で、新井先生とは知り合い、本を出したり、オフ会などにも参加したりで、世界が広がった。その縁が続いていることを確認した。
 本日、昼過ぎに孫2が来宅。一緒に近所の公園に。その間に、ママは買い物。

12月某日
 ホームに母を訪問。キャラメルに関心が向いている。まあ、食べる欲望があるうちは大丈夫ということで、こっそり数粒を置いてくる。

12月某日
 閑居の日。
 夕方から雨になり、孫2を迎えにクルマを出す。

12月某日
 閑居。一歩も出ず。
 陰謀会議で扱う、実践論文を詳細に見てゆく。博士課程にいる現職教員の論文なので、査読者になったつもりで、かなり厳しい注文を付けてゆく。

12月某日
 本日も閑居。
 冬の教室の受付が定員をオーバーして、その対応でやりとり。参加申し込みが多いのは有難いが、オーバーしたときの対応は難しい。

12月某日
 妻が風邪ひき。家事を手伝う。家事能力がないとこんな時には困る。

12月某日
 娘が早朝から会議ということで、朝、孫2を預かり保育園に。夕方引き取り夕食を食べさせる。妻が回復してくれたので、二人で対応できる。

12月某日
 小石川はテスト。
 午後、答案を引き取りに行き、その足で上智へ。
 上智は、法教育に入り、「それでもボクはやってない」を導入とした法教育の話。

12月某日
 午後から陰謀会議。
 先日見ていた実践論文の著者を招いての拡大会議となる。現場の実践に役立つ論文とは何か、また、どのようなものを書けば学術論文となるのか、教科教育の世界の難問と取り組む。現場の人間として教科教育のハードコアには入らなかった、入れなかった人間にとっても新たな課題である。とはいえ、この齢なので後継者にその課題をバトンタッチしてゆければと思う。
 伝統継承の会は、へぎそば。

12月某日
 ホームに母、訪問。変化なし。

12月某日
 一日、採点。
 テストはセンター問題の文章を使った組み合わせによる四択問題と、論文。
 論文は、戦後の日本経済もしくは世界経済の歩みを指定語句をいれて書くエッセイ。事前に準備しておくようにという指示を出しているので、よくかけている。
 ただし、詳細に見てゆくと、本当に分かっている答案と、字句だけで書いている答案が明確に区別できる。文章を三回読んで、一回目は、ざっと読み、二回目に細かくチェックを入れ減点してゆき、三回目は、もう一度読み直して修正するという手順を取る。通信添削のようなテストである。
 人数が少ないからできるのだろうと思うが、読解力、文章構成などがかなりわかる。この生徒は受かりそうだということもある程度予測がつく。
 途中、気晴らしに、文房具やと本屋に行き、プリンターのインクと何冊か新刊書を購入。

12月某日
 先輩の先生と恒例の国立ランチ。
 今回のテーマは、その先生が東京のトップ校、いや、日本のトップ校と言ってもよいかもしれないが、そこでゲストティーチャーとしてやった、日本の平和主義と安全保障に関するテーマ授業に関する話題。
 彼曰く、社会科公民科の授業だけでなく、教科書も含めて、本当に大事な課題をやっていないのではないか。だから学会の発表を聞いても、インパクトも感じないし、行く気がしない。本当にこれでよいのかという思いを禁じ得ないというものである。
 本命は、憲法改正をどう授業で扱うかということになる。これは、主権者教育でもさけて通れない問題であり、まずはご意見拝聴ということで4時間ほど話し込む。
 たしかに、現在の教室で、このようなデリケートな問題を扱うことに対しては腰が引けていることは事実。とはいえ、彼の言うように、日本の社会、生徒たちの将来を考えると重大問題であることも事実。それをどう突破するのか、授業の方法や素材の扱い方、また、これまでの政治過程の分析など、まさに多面的な議論となった。
 議論というより、私が聞き役ということではあるが、重要な問題提起とうけとめた。先日の実践論文が安保法案を巡る合意形成の授業だったこともあり、臨時の陰謀会議が開きたいということで別れた。
 重いランチになった。

12月某日
 小石川2学期最後の授業。
 答案返却と積み残しの時事問題やセンター対策の方法などをレクチャーする。
 この学年の生徒たちとは中3の時に公民を教えたこともあり、成長を感じるとともに、ややもどかしい部分も感じた。
 もどかしいのは、ゆっくり成熟しているという感じよりも、まじめに育ってきたなという印象が強いところである。贅沢な思いであるが、中等教育学校の良さと問題が同居していることが分かる。
 良さは6年間一環であること、中学から高校並みのそれもかなり手厚い指導が受けられることである。問題は、とにかく忙しい生活であることと、中学の文化が高校まで延長している点である。かつての都立高校の、また、一部の私立高校にあった放牧型とは逆の面倒見の良さの反映であろう。
 現代では、放牧型の教育は死滅しつつあるが、それとは異なる風土から出てきた若者の結果がどうでてゆくか。10年後の彼らの成長や活動ぶりが楽しみである。

12月某日
 小石川へ。
 中学3年生が外部コンテストに挑戦しているので、そのレクレクチャーをしてくれと頼まれて出てゆく。
 課外の自発的な活動であり、有志が集まってこれまでの取り組みの中間報告をして、締め切りまでの課題を発見してゆこうという趣旨の会である。
 ところが、授業外の時間帯での活動のせいもあり、集中度や取り組み方がはなはだよろしくない。途中で、思わず声を荒げて、こんな態度や内容では、私が出てきた意味がないというような発言をした。
 生徒は、びっくりしたようだ。ひょとしてこんな怒られ方をされたことがないのかもしれない。「君たちは自分が何様だとおもっているのか」という言葉も出した。「今、公立の中三は、自分の実存をかけて受験にのぞんでいるんだ、それがない君たちは、精神年齢で確実に後れを取る」ということも言った。
 さすがに優秀な生徒たちなのだろう、その後の展開はしっかりしたものになった。
 終了後、担当の先生には傷つきやすい生徒もいるだろうから、よくフォローして欲しいと頼んでおいた。
 そういえば、今の6年生が3年の時にも、教室が凍り付くような怒り方を何回かした。中学生というのは、そういう時期なのだろう。これが企業だとパワハラということになろうか。生徒たちは、退職教員のこの怒りをどう受け止めたのだろうか。

12月某日
 上智の講義に出かける。
 本日は、三匹の子豚を使った裁判のロールプレイ。この教材は、非常によくできているので毎回使っている。
 今回は、ロールプレイのあと5人一組で討議をさせて、班の結論を出させて、全体での結論に導くというやり方をやってみた。結果は、一組を除いて有罪。あとで、学生のリアぺを見たが、推定無罪を主張したが多数決で負けた。それでも僕は無罪というものもあった。
 専門家でない教員がどこまでこの種の微妙な問題を指導できるか、また宿題をもらった感じである。

 この間に読んだ本。
 経産省若手プロジェクト『不安な個人、立ちすくむ国家』文芸春秋。
 この本、ウエッブで公開されて話題になったものをもとにプロジェクトに参加した若き官僚たちの声と、三人の識者の対談を組み合わせた本である。
 提言の内容は、それほどびっくりするようなものではないけれど、官僚が自分たちの問題意識を表に出して問いかけるという意味では画期的なものと思う。
 本にして、さらに面白い問題提起になった。70代の養老猛司、60代の冨山和彦、50代の東浩紀、そして20代から30代の官僚たち。それぞれが自分の立ち位置やそれまでの価値観を踏まえてかなり自由に発言をしている。
 気になったのは、官僚たちが優秀だけれど、優等生だということ。官僚だから当たり前なのかもしれないけれど、小石川の生徒たちに通じるある種の危うさをもっているかということである。
 それに対して、面白いのは、50代の東浩紀の発言。「日本を本気で変える気があるのか」という質問に、東曰く「僕個人はおもっていないです。むしろ、そんなことに僕の人生は使えないと思っている」と答えているくだりである。文脈を超えて引用すると誤解を招くが、若手の素直な危機感と、それを一蹴する手練れの評論家の答え。関心のある向きは、ぜひ本文で確認してもらえると良い。
 我々の陰謀集団や先のオールド世代の危機感なども含めて、これをたたき台にして授業をつくりたいと思わせる内容である。



まだ出戻り非常勤日記 72回 投稿者:新井 明 投稿日:2017/12/05(Tue) 16:49 No.1337

11月某日
 小石川に出校。国際経済の分野に入る。受験生なので、リカード理論の面白さや射程距離などの話はあまりせずに、淡々と解き方を教える。
 国際収支表では、今の金融収支の表示より、昔の資本収支の表示が直感的に分かりやすいなと思いながら、これって改悪ではないかなどと思う。
 自作のテキストにはI,Sバランスまで取り上げているが、時間の関係でここまでは十分踏み込めず。ここがキモだと思うが、なかなか教えるとなると簡単には行かない。

11月某日
 小石川1時間、その後上智で講義。
 上智の講義後、小石川の卒業生と会う。彼らは現在大学4年生。中等4年(高1)生の時の「政治・経済」と5年生の時の「小石川フィロソフィー」という選択授業で教えた生徒たちである。それにつけても、もう小石川には8年もやっかいになったのだと思う。
 話は、昔のことよりも、これからの話が中心になる。二人とも大学は違うのだが、政治学を専攻したという。一人はイギリスに留学が決定したとのこと。もう一人は通信社の記者になるとのこと。大学で元気に勉学に励んでくれていることがうれしい。
 とはいえ、気になる話も聞いた。ゼミが活発でなかったという話である。二人ともゼミ長などゼミのけん引役だったそうだが、ゼミ員が本気になってくれず苦労したという。有名大学なのだが、学生の気質がそうなっているのか、それとも偶然の巡り合わせなのか、指導者の問題なのか。
 知の空洞化が現在の大問題とすると、高偏差値の大学でもそれが進んでいるとなると日本はどうなるなどと思ってしまいたくなる。

11月某日
 国立高校の卒業クラスの保護者の会に出席。
 10年以上続いている行事。メンバーは固定してきているが、それでも保護者との関係がこんなに続いているのはクラス替えがない学校だからこそかもしれない。
 卒業生に言わせると「親の相手で、先生も大変だねえ」だそうだが、こんな関係もまた良しである。
 今年は、差し入れにフェアトレードのチョコを持参する。このあたりが教員魂。

11月某日
 ホームに行き、母と面会。
 帰宅後は、メールの整理など。

11月某日
 一日閑居。閑居すると本当に一歩も外に出ない。

11月某日
 本日も閑居。上智の中間レポートのコメント入れ作業。
 最終レポートの授業案の準備のために、A4、1枚の中間レポートを課すようにした。以前は最終レポート一発であったため、出来不出来の落差が大きかった。それでこのような形で準備をさせることにした。
 今年の特徴は、人権問題を扱う学生が増えたことである。昨年は18歳選挙権があり、選挙を取り上げる学生が多かったことから、主権者教育への関心は学生レベルでは低下したのかと感じる。

11月某日
 本日も閑居。午後は、妻の買い物に付き合う。
 閑居ついでに、ネットで映画を見る。アマゾンのプライム会員なので、無料で見られる映画がある。本日は、『殿、利息でござる』という映画である。
 経済がらみの話で、実話を基にした映画だそうだ。仙台藩の宿場町で伝馬役の負担が重いので、それを軽減してもらうために、財政難の藩にお金を貸し、その利子を街に還元しようというプロジェクトの顛末を描いたものである。
 映画としては、悪人が出てこない、ヒューマンタッチの喜劇でそれなりに面白いと感じる。肝心の経済に関しては、当時の貨幣制度や藩による銭の乱発と貨幣価値の下落など参考になる箇所もある。利子論や金融論の話というより、公共サービスとその運用、資金、フリーライダー問題などの話である。お時間があるときにご覧くださいという星3・5〜4くらいの佳品だと思う。
 いくつか気になったのは、藩のレベルで銭の乱発ができるのか、また、受け取った利息を街の住民に山分けするのだが、それでよいのかどうかなどである。特に後者では、ベーシックインカムの発想なのだろうが、当初の荷役制度の重さを軽減するのであれば、公共施設の整備や荷役時の負担に補填する方が良いように思った。本当に、山分けしたのだろうか。それは正しいやり方だったのだろうかと考えてしまった。

11月某日
 休日。午後、孫2とママ来宅。
 午前中は風雨が強かったが、孫2のパパは魚釣りにでかけ、母子家庭の親子の来宅というわけである。午後は天気が急回復したので、孫2を連れて近所の公園に散歩。
 このところ急速に体力がつき、ジャングルジムのてっぺんに上ろうとする。見ているだけで高所恐怖症のジジは怖いが、子供は平気のようだ。成長は早い。

11月某日
 小石川1時間、上智講義の日。
 大失敗で、上智の講義に使うUSBを自宅に忘れ、取りに戻る。この間1時間半。少し早めに出たからよかったが、参る。時間コストが高い人間ではないから良しとするしかない。
 上智では、講義前教室の窓からの夕焼けがきれい。新宿のビル群がシルエットになって絵のようであった。講義は、アイヒマン裁判。重たい話題だが、学生は真摯に参加していた。

11月某日
 都内某所で会議。
 出席前に、贈り物をいただいた先輩にお礼のお菓子をデパートの出店から送ってもらった。あとで気づいたら、そのデパートの特設売り場からお歳暮でおくると送料が無料になっていた。ネットからでも良いという。情報収集を怠ると結構な差額がでてしまうという体験。
 二日続けて、合理的個人としては落第の体験をする。

11月某日
 いつものホームに面会にゆくことと、妻の買い物に付き合う休日である。

11月某日
 閑居の日。本日は、少し家の掃除の手伝いなどをする。

11月某日
 東京部会に出席。
 その前に、神田の古本屋で、柳田國男の全集の端本を200円で購入。アマゾンでは100円だが送料をいれるとこちらの方が安い。朝日新聞の論説委員の時代の文章であるが、これは半分。下巻は数が少なくアマゾンでは2000円。探したが、さすがにない。さて、下巻はどうするか。後で考えることにする。
 部会では、前日に掲載された、金子、杉田両先生の新聞記事、指導要領解説の読み解き、高橋先生の実践の検討など盛りだくさん。
 終了後、懇親会に参加。久しぶりに午前様になる。

11月某日
 退職教員の特権で、ゆっくり起床。
 髪の毛がうるさくなったので、床屋に。今回も900円なりでカットのみ。3800円と比較するとどうしても安い方に行ってしまいがち。個人のサービス業の敗退の理由がよく分かる。
 午後は、メルマガ原稿を作成して、送信。

11月某日
 小石川出講の日。
 授業が本日で終わるクラスがある。国際経済の残りと問題演習をやる。
 声が出なかった時のやり方、プリントを読ませ、教科書の該当部分を読ませる方式ですすむ。これも怪我の功名か。
 11月もあっという間に終わる。

この間読んだ本
 経済の本をほとんど読んでいない。
 ・『政治の本質』中公文庫。
これは、マックス・ヴェーバー「職業としての政治」とカール・シュミット「政治的なるもの」の戦前の翻訳。翻訳者は清水幾太郎。シュミットの翻訳には、検閲で空欄がある。本文よりも、この二人を対比させて、一書にして刊行した清水幾太郎の時代感覚が面白い。苅部直の解説も推理小説の解説のようでこれも面白い。
 ・『論集福沢諭吉』平凡社ライブラリー
 福澤読書の一環。山路愛山から遠山茂樹までの論者の福澤論。福澤は、生前から毀誉褒貶があったが、死後もその論と影響をどう評価するかで支持から批判、非難まで多様である。この論集は、1970年代に出されたものの復刊であるが、数は少ないが、バランスよく論者を集めている。また、44年後のあとがきという編者の市村弘正の解説も、近年の書誌学的な福澤論者の粗雑さを批判して説得的。
また、掲載された文章のなかでは、マルクス主義歴史学に立つ遠山茂樹の福澤批判の文章が素晴らしいと感じた。昭和史論争では、現在は悪役になっている遠山であるが、時代を見る目、人物を見る目は確かだとその文章から感じる。批判、批評とはかくあるべしという見本かと感じる。ちょっとほめ過ぎか。



まだ出戻り非常勤日記 71回 投稿者:新井 明 投稿日:2017/11/20(Mon) 14:33 No.1336

11月某日
 もう11月になってしまった。
 一日閑居。午後から、散歩に。途中で、障害者団体がやっているお菓子作りの事務所により、12日の会合ようにパウンドケーキとクッキーの詰め合わせを20人分注文する。
 単なるお菓子を準備するのではなく、こんなことも、支援活動の一環として視野に入ってきたということ。

11月某日
 小石川の授業3時間。
 いつもの老人クラブで、今日も怪気炎。これが精神の健康のもとか。
 風邪もなおり、声もでてきたが、あまりしゃべらない方式を続ける。これも怪我の功名。

11月某日
 休日。しかし、都内某所での会議。
 本日は合同会議だったので、聞き役。秋吉貴雄『入門公共政策学』中公新書、にある政策決定のプロセスを実践している感じである。

11月某日
 くもり、はれ、またくもり時々雨という不順な天候。
 一歩も外に出ず、読書や授業準備などで一日過ごす。読書と言っても、仕事をやりながらちらちら横目で読んでゆくというスタイル。どうしても腰を据えてということにはならない。このあたりがダメなところ。

11月某日
 老人ホームの母の面会にいったのみ。あとは、閑居。世は連休なのだが、我が家は別世界。

11月某日
 病院に。検査結果を聞きに行く。
 結果は、腫瘍はあるが良性だろうという。ただマーカー値が高いのが不思議ということで、2か月後にもう一度変化を見ることになった。
もう無罪放免だろうと思っていたが、今度は別の臓器に影があるという。こちらも良性だろうが専門医に見てもらった方がいいだろうということで、同じ病院の別の部門を紹介される。
 本当に、臓器ごとに専門が分かれていることがよくわかる。医原病の現実。まあ、出てきてしまうのだから最後まで付き合うしかないだろう。

11月某日
 晴天。一日閑居。
 午後、久しぶりに近所の都立公園に。大きな公園で整備もされているところ。ほんの近くなのだが、なかなか行かない。出不精なのである。
 自転車コースを一周して、紅葉を楽しむ。近くでいいのだ。

11月某日
 昼から上智に行き、大学院生と打ち合わせ。
 支援をしている先生を囲む会が次の日曜日にあるので、そのロジ関係のお手伝いを、私の講義を受講して現在大学院に席を置いている院生にお願いした。その打ち合わせ。
 会場が上智を使えることになって、いろいろな人とのつながりができたり、復活したりで助かっている。本日の打ち合わせもそのネットワークの賜物。
 会場の整備、茶菓の準備、鍵の管理など細かいところまで、彼は事情が分かっているのでスムーズに話が進む。

11月某日
 ぎっくり腰になる。
 プリンターの電源をいれようと、腰を伸ばしたらギクッと来てしまった。
 このところ、かなり気をつけていたのであまり来なかったのだが、ちょっと油断をしたことがまずかった。
 悪いことに小石川に出かけなければいけない日。動かし方で痛みが違うので、そろりそろりと動く。駅まではよちよち歩きのようだったが、電車に乗ったらしゃきっとした。それでも角度によって痛みがズキッとくる。
 先日の声がれ、今回のぎっくり腰、また、大きなところでは病気の疑いなど、そろそろ店じまいの警告かと思ったりする。
 それでも、授業は何とかできるので、ほっとする。

11月某日
 痛みが続くが、本日も出校の日。
 ぎっくり腰には湿布薬をはるだけでなく、鎮痛剤を飲めばいいのだと気づく。むかし、ぎっくり腰で整形外科に行ったときに、強い鎮痛剤を処方されたことを思い出して、自宅にあるものを飲む。
 角度によって痛みは残るが、これが功を奏したかもしれない。大分楽になる。
 上智で印刷をして、小石川に回り授業をやり、また上智に戻り講義をする。
 ちょっとハードな一日だったが、なんとかこなすことができた。今回のぎっくり腰は軽かったのかもしれない。

11月某日
 小学校一年生になった孫1の学芸会(ミニ音楽会)に出かける。
 音楽会の前に授業公開もあるというので、少し早めに出かける。腰は大分楽になった。
 授業は、学級活動だった。テーマは「あいさつうんどうに参加しよう」である。
 クラスは24人。扇形に座り、先生からの問いに答え、二人一組や四人一組で話し合いもして発表もする。
 先生は、子どもの意見を聞きながら板書を進めて、まとめてゆく。一連の指導ぶりを保護者(といってもジジ、ババ)というより、教員として観察をしてしまった。
 授業を見ての結論。日本の教員は頑張っている。これなら大丈夫という肯定的な気持ちになった。まだ、私も頑張らねばという気持ちにもなった。
 音楽会では、学年で一番小さい孫1も大きな口をあけて楽しそうに歌っていた。それで良し。

11月某日
 「大谷いづみ先生を囲む集い」に参加。
 これまでは、名前を出さなかったが、京都でも同種の会を行い、新聞(京都新聞)にも記事が出ているので、実名を出す。
 大谷さんは、東京都の教員だったが、やめて研究者の道を歩んで、立命館大学の教授になった人。その彼女が同僚からのパワハラによるPTSDにより出校がままならなくなってしまっている。原因は、加害者のその後の行動と、それに対して適切な対応をしなかった大学(産業社会学部)の誤った対処であると私は認識している。
 大谷さんとは、研究会活動の中で知り合い、断続的に交流を続けてきた。彼女から、5月に裁判傍聴の依頼がはいり、そこからこの件に関わることになった。その経過は日誌にも書かせてもらっている。
 これまで障害を持ちつつ一人で闘ってきた彼女を支援するには、何ができるかと考えて浮かんだのは、彼女の研究の話を聞き、そこから事態を知り、支援の輪を広げること、特にメンタル・サポートが大事ではないかということであった。
 会合は、彼女の出身でもある上智で行うことができた。参加者は彼女の知り合い、教え子、元同僚、研究会の関係者などで、小人数だが親密なものだったと思う。
 内容は、後日、支援をしている上智の島薗進先生、立命館の立岩真也先生のHPにアップされる予定である。
 経済教育のページに、この種の記事は合わないかもしれないが、彼女の専門としている生命倫理学では、医療や福祉に関して経済学の知見が求められている。また、逆に、経済学からの見えない圧力への批判もある。その意味では、経済と倫理の問題を考える一つのきっかけになるのではないかと思う。
 会合は昼過ぎまでで終了。
 お手伝いをしてくれた院生とちょっと遅い昼食を食べ、帰宅する。腰は痛くならなかったので、湿布薬と痛み止めは成功だったようだ。

11月某日
 娘、といっても一児のママだが、が風邪をひき、病院へ連れてゆく。
 熱が高く、ほっておけないので、我が家で休ませる。
 夕方、孫2をひきとり、娘と一緒に夕食を食べさせて、帰宅させる。
 孫2のパパは管理職となり、朝の送りはできるが、帰りは10時近いのが普通になってしまっている。ワークライフバランスと言っても、結局は女性側のワンオペに近くならざるを得ないのが現実。

11月某日
 娘はまだ回復せず。それでも、自宅で休むというので、私は閑居して雑用をこなす。
 夕方、孫2を引き取り、娘のところに届ける。子供が元気なのがなにより。孫2はまた忍者に熱中している。ころころ趣味が変わるやつだ。

11月某日
 病院に検査結果を聞きに行く。
 疑われていた臓器、肝臓であるが、肝血管腫、良性の腫瘍のようなものということで無罪放免。料金は220円なりであった。あとは、来年のもう一度のCTで放免されることを期待している。
 この間、検査料だけで結構な値段だった。ということは、保険がきかなければびっくりするような金額(大学病院の検査では保険適用で3万円だったので推定がつくであろう)になる。高齢化と医療費の増大のサンプルのような経過である。また、ある程度の収入がなければ、医療の仕組みにも乗れないということなんだとも思う。
 それでも、いったん乗ってしまったこの流れを拒否するのは難しい。

 ここまでで、11月の半分である。
 最近の読書。
・現在読んでいるのは、福澤諭吉関係の本。前回紹介した『文明論の概略』からはじまり、昔読んだ『自伝』『学問のすすめ』などを再読したり、丸山真男の福澤論を読んだりしている。
・『概略』にはスミスも出てくる、ミルも出てくる。現在のような時代だからこそ、温故知新なのだろうと思っている。
・福澤関係では、猪木武徳さんの『公智と実学』慶応義塾大学出版会、を読み直した。丸山とは違った福澤のとらえ方、特に公共性に関する考察が面白い。また、金玉均と福澤の関係を紹介した論文も、そうだったのかという発見がある。福澤=脱亜論という定式を打ち破るアジアと福澤の関わりなど、研究者は知っているのかもしれないが、私には新鮮だった。



まだ出戻り非常勤日記 70回 投稿者:新井 明 投稿日:2017/11/01(Wed) 17:31 No.1335

 10月後半の日記

10月某日
 雨。一日閑居。夕方、孫2をお迎え。夕食はおでん。寒い日には有難い。

10月某日
 やっと雨が上がる。
 夜、卒業生から相談のメール。勤務先とどうもうまくいっていないようだ。闘うのなら覚悟が必要であり、そのつもりなら支援をすると返事を出しておく。

10月某日
 冊子の取材で、足立区の中学へ。
 梅島駅集合ということだったが、教員になりたての時につとめていた定時制にはこの付近から結構生徒が通っていたので、懐かしい地名。
 授業は、「会社をつくろう」というプログラムの設立した企業のプレゼンテーションをして、どの企業がよかったかを投票させるもの。3人もしくは4人一組のチームが9つの会社を設立する。それを教室内の三つの個所でプレゼンをする。
 一人一役で、どこかで必ず登場する。あまりしゃべるのが得意でない生徒も、頑張ってプレゼンしていた。あとで担当の先生にお聞きしたら、全員参加でフリーライダーを作らないためには、このスタイルにゆきついたという。一種のジグゾー法でもある。
 発表3分、質問1分で少々あわただしかったが、質問もそれなりに出ていて、生徒の参加度は高かった。
 授業後、担当の先生のお話を聞く。
 アクティブラーニング(主体的、対話的で深い学び)と今頃言っているが、文科省が私たちにやっとついてきたと思っているという言葉にこれまでの経験の重さを感じる。
 校長先生の話では、3年ほど前からALを学校全体で取り組んできて、今では、全国学力状況調査ではB問題が全国平均を上回っているという。
 教えるのではなく、引きだすという意味で、ALの一つのモデルを見た感じであった。

10月某日
 雨。小石川に出校。
 本日は、財政がテーマ。

10月某日
 本日も雨。
 小石川で1時間授業をやって上智へ。
 上智では、経済の授業の作り方がテーマ。冒頭に「熱気球ゲーム」を学生にやらせる。なかなか面白い結果がでた。
 このゲーム、今夏の全公社研の大会で、筑波大学の唐木さんが紹介して、私も体験したもの。その時は、選択肢の質が違い過ぎると批判的に見ていたが、実際にやらせてみると、簡単で、使いみちが広い面白いゲームだということが判明。
 上智の学生さんは、精神的な価値を重視する者と物質的な価値を重視する者に完全に二つに分かれていた。大学の特性がよく表れていると感じる。(ゲームの紹介はメルマガ11月号に掲載した。)
 終了後、杉田先生と簡単な反省会。

10月某日
 本日も雨。
 午前中に、「哲学プラクティス連絡会」という会が主催するシンポジウムに出かける。
 テーマは「民主主義の危機に哲学は何ができるか」。出席者は、上智大学の寺田先生、中野晃一さん、元SEALDsの本間さんの三人。
 寺田先生は、小石川で哲学対話をやった時にお世話になった方。中野さんは、リベラル派の運動に参加している政治学者、本間さんは大学院生。三者三様で、きわめて面白い、刺激的な話を久しぶりに聞いた。
 午後は、都内某所で会議。
 午前中に聞いた内容とかけ離れているので、ちょっとくらくらする。

10月某日
 本日も雨。台風接近。
 ホームにでかける。一週間に一度行くことで、つながりが保てるということでもある。
 午後は、降雨の中、投票に。雨でもやりでも降ってこい。這ってでも行くゾの心境である。
 帰宅後、知人の支援の集いの連絡をはじめる。一斉送信をやらない方針なので、結構時間がかかる。
 前日に聞いた、シンポでの中野さんの発言、迷いながらやっている、何かのきっかけではじめたものは自分のなかで決着がつくまではやらなければ、という言葉が思い浮かぶ。

10月某日
 やっと晴れる。
 選挙は、自民党の大勝。というより野党の敗北。オセロゲームのような展開だったなというのが感慨。こんな風に、歴史は曲がり角を曲がるのかとも。
 午後、髪があまりに伸びて(薄くなっても伸びるところは伸びる)うるさくなったので、床屋へ。カットだけのつもりで安い店にいったのだが、満員。雨があがって年寄りが一斉に出てきた感じである。
 時間コストは安い新井君であるが、さすがにあの人数では引き下がる。
 本屋に立ち寄り、何冊か購入。

10月某日
 曇り。
 朝一番で、昨日の床屋にでかける。すでに2人入っている。職人は3人で、待たずにセーフ。カットだけなので15分もかからず。本日は勝利。
 帰宅して、妻に命じられて庭の草を刈ったり、落ち葉を掃いたり。これも早起きの成果。ついでにお隣から越境しているバラの木をチョキン、チョキン。(後日、ありがとうと言うことでお菓子をいただいてしまった)
 民法流に言うと、これは私権の侵害になるが、いままでもお互いに話し合いながら、ご近所づきあいをしてきたからだと思う。

10月某日
 また雨。
 本日は、病院に。先日、検査で疑問アリと言われたので、紹介状を持ち出かける。今は、大きな病院は紹介状と予約をしておかないと受け付けてもらえないシステム。
 それでも予約時間には結構な人。問診、検査、その結果をうけての問診と続く。結局、別の病院でもう一つ検査を受けるように指示されて、そこで予約を取る。
 今は、検査技術や医療技術が進歩していて、微小なもの初期のものでも発見できるということなのかもしれない。
 待っている患者(高齢の女性)曰く、「病気の人がきているのに、病気になりそう」。本当にそうだと感じる。

10月某日
 小石川に検診に。
 これは、定期健診。前日も検診だったが、まあセカンドオピニオンだと思って受診。
 思えば、3年前にこの定期健診で二次検診を指示され、CTを取ってからの病院通い。その時は、結局良性で経過観察ということであったが、なんだかバタフライ効果のような検診の連鎖である。
 午後は、作家の森絵都さんのインタビューに立ち会う。
 『みかづき』をはじめとして、この間、ずいぶん森さんの作品を読んだ。
 ご本人は、とても物静かな方だった。インタビューは、森さんの作品とリンクした部分が多く、興味深かった。先生方も参考になるような発言も結構あったと思う。
 インタビューの内容は、『レインボーニュース』でご覧ください。

10月某日
 晴れ。
 本日は上智だけ。11月の会合の会場の下見や、お手伝いをお願いしようと思う大学院生と打ち合わせなどを行う。
 講義は、経済の二回目。おはこのオークション、公共財ゲームの二つを実施。学生さんのリアぺを見ると、結構いい反応。
 今年の受講生諸君は、反応が素直だと思う。話し合いなども積極的。大学の講義も少しずつ変化をしていることが実感される。

10月某日
 また雨。
 母の冬物を準備するために妻と買い物に。帰りに、灯油を仕入れてくる。ストーブをたかなければいけないくらい寒い。

10月某日
 本日も雨。台風接近。
 雨の中、ホームに昨日購入した冬物を持参する。母は、着る者よりはキャラメルを欲しがる。むかしは、「みんないいものを着ているよ」と言って、着るものにこだわっていたのだがそれはなくなってきた。こんな風に、だんだん衰えてゆくのだろう。
 「もう十分」というのが口癖だが、「おなかがすく」ともいう。「そう言っている間はまだお迎えはないからね」と親不孝な息子。

10月某日
 晴れ。台風一過で、木枯らし一番。
 予約をしていた大学病院に検査へ。
 検査そのものは何も苦痛ではないが、人がいっぱいいるのでそれだけで疲れてしまう。最初の病院が1だとすると、次のところが2、ここは4の倍々ゲーム。まあ、大学病院だから仕方がないだろう。
 朝から水以外を飲んでいないので、終了後はなんだかラーメンが食べたくなったが、さすがにそれはないだろうということで、蕎麦にする。
 帰宅後、ちょっとぐったり。

10月某日
 一日閑居。締め切りのある仕事を行なう。
 気持ちが落ち着かないときは、昔流にいえばしこしこ仕事をすればよいのだろう。
 かなりはかどる。
 夕方から孫2を預かる。ママが仕事で遅くなるので、夕食を食べさせてママの帰りを待つ。あまりてこずらせなくなった。健気である。
 これで怒涛の10月は終了。検査結果は次回判明するだろう。

この間に読んだ本

・河合雅司『未来の年表』講談社新書。
人口問題をテーマにしている産経新聞論説委員の本。これから半世紀におこることを前半は年表風に、後半は処方箋を書いた本。人口減、高齢化、少子化の現実をこれでもかこれでもかと書いている。最後が、「外国人が無人の国土を占拠する」とあるのは、いかにも産経的かと思うが、内容は具体的でリアル。
処方箋で書かれている、戦略的に縮めるというのは納得。また、イタリア化がモデルというのも共感。とにかく問題が提起されていることは、半分は解決に近づいているというマルクスの言ではないが、前半の問題状況を踏まえて、各自が処方箋を考えてみるという読み方をしてみると使える本になると思う。

・ラング編『アイヒマン調書』岩波現代文庫
 上智の講義で、毎年、アイヒマンを扱う。一度図書館から借りて読んでいるが、じっくり読むために購入。
 アイヒマンがイスラエルの警察で取り調べを受けた記録をまとめたもの。調査役のレス大尉は家族をホロコーストで失っているが、極めて冷静にアイヒマンを追求しているのが印象的。アイヒマンは、自分を小さくすることで責任を転嫁しようとしている。それを具体的な証拠で追い詰めてゆくのはスリリング。
 この本をベースにして、アーレントを読み返している。

・柳田國男『都市と農村』岩波文庫
 柳田を少しずつ読んでいる。これは岩波文庫の新刊。柳田の全集を買おうと思ったが、さすがに全集を買っても積読になるだけだろうということで、ぽつぽつ、文庫になったものを読んでいる。
 この本、昭和4年に出版されたもの。昭和恐慌で大きな打撃をうけた農村をいかに立て直すかという問題意識にあふれているが、記述は柳田流で、ストレートではない。とはいえ、農村で不在地主制を打ち破り、自治を目指す農民組合の運動を評価しているところや、農村と都市の関係の分析など、鋭い問題意識を読み取ることができる。
 柳田の民俗学の実践的部分の象徴のような本である。昭和のはじめの農村や都市の様相が先の『未来の年表』では崩壊することが予言されている。現代から柳田の説がどこまで射程距離を持つか、そんなことを考えながら読むとよいかもしれない。

 今回も、経済学の本が少ない。これも生命力の衰えか。
 訂正、前回加山雄三さんは80歳でした。5歳もサバを読んでしまいました。

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